押出ラミネート機

押出ラミネート機 押出ラミネート機の構造

押出ラミネート機

押出ラミネート機

押出ラミネート機1

押出ラミネート機は、アメリカ八大財閥の一つであり1930年代にナイロンを開発したことでも有名なデュポン社で開発されました。押出ラミネート機が国内に初めて導入されたのは1954年頃だと言われています。押出ラミネートを行う押出ラミネート機は、押出機ダイから熱可塑性樹脂をシートの形状で押し出し、紙やプラスチックフィルムと圧着・冷却し多層化させることで素材にバリア性や印刷適正など様々な機能性を与えます。コンピューターで制御し、一軸型で押し出し機・T-ダイ・送出機・引取機などの部位に分かれています。シングルラミネーターとタンデムラミネーターの違いは押し出しコーティング装置がシングルの場合1つ、タンデムは2つであることです。

押出ラミネート機の各種装置

機材繰り出し装置

押出ラミネート機の基材繰り出し装置は、基材となる紙やプラスチックフィルムを一定の張力で連続して繰り出しを行います。

押出装置

押出ラミネート機の押出装置は、押出機とTダイで構成されています。基材と張り合わせる熱可塑性樹脂は、ホッパー、スクリュー、ダイアダプターを通り、熱によって溶かされた状態でTダイから押し出されます。

Tダイ

押出ラミネート機のTダイは押出機の方向にT型に設置されており、押出機から押し出された液状の樹脂をダイの内部で基材の幅に広げます。厚みを均一にし高品質なラミネート加工をするために、ダイリップに調整ボルトを備え、ダイの出口部分の隙間を調整する重要な装置です。

ラミネート装置
押出ラミネート機2

押出ラミネート機のラミネート部分
バックアップロール、プレスロール、冷却ロール、Tダイ、エアギャップ、スイーパーロール
Tダイより押し出した樹脂をAC装置でAC剤が塗工された基材上に押し出しコートし、冷却ロールとプレスロールで圧着します。バックアップロールはプレスロールの表面を冷やし、圧着が偏らないようにします。スイーパーロールの役割は冷却ロールの樹脂付着防止です。

トリミング装置

押出ラミネート機のトリミング装置は、ラミネート加工された製品の両端部分をカットします。耳の部分はネックインにより厚みが出るため、切り取った後は巻き取り機で巻き取るか、またはブロアーで移動させます。

巻き取り装置

巻き取り装置は、ラミネート加工された製品を張力をかけながらピンと伸ばして巻き取ります。ウインテックスにはEPC装置が設置された4つの巻き取り装置があり、巻ズレやしわのない美しい製品に仕上げることができます。

ウインテックスの押出ラミネート機

株式会社ウインテックスは、国内最大級の広幅から狭幅まで加工可能な押出ラミネート機を所有しています。

ウインテックスの押出ラミネート機

設備一覧
1)最小加工幅 700mm ~最大加工幅1750mm幅 1基
2)最小加工幅1000mm ~最大加工幅2200mm幅 1基
3)最小加工幅1000mm ~最大加工幅2400mm幅 1基
4)最小加工幅2000mm ~最大加工幅3700mm幅 1基
付帯設備:サンド用繰出装置、加湿装置、コロナ処理機、オゾン処理機、異物検知器、自動切換装置、除電装置
→ウインテックス設備詳細を見る

押出ラミネート機3


押出ラミネート機4


押出ラミネート機5


押出ラミネート加工受託

押出ラミネート製品

ウインテックスは、紙・不織布・クロス・アルミなど様々な基材を用いたラミネート加工を行っており、医療用・包装資材・住宅建材・食品用などの用途で活用されています。押し出し方式で加工されたラミネート製品は、接着剤を使用しないため残留溶剤がなく、樹脂や基材を変えることで付与できる機能性も多岐にわたるため汎用性が高い技術です。
→押出ラミネート技術詳細を見る
→ラミネート製品一覧を見る

株式会社ウインテックスは様々な用途、素材の押出ラミネート加工のノウハウがあり、必ず貴社の目的に合致した最適な方法をご提案致します。具体的な案件だけではなく、検討段階にある製品のご相談も承っております。全てお気軽にお問い合わせください。

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