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フレコンの紐切れ・袋破れ
吊りベルト切断や穴・破れの原因と対策
フレコンの紐切れ・破れ
吊りベルト切断や穴開きの原因
フレコンの紐切れや袋破れの原因
フレコンバックに内容物を充填し、フォークリフトで吊り上げた際に紐切れや袋破れが生じた経験はありますか？
フレコンバックの紐切れ・袋破れの主な原因は、「使い回しによる劣化」「フォークリフトの爪による損傷」「片吊りや横引きなど不適切な吊り上げ作業」です。
内容物が現場に散らばった場合の後処理・詰め替えの手間がかかるだけではなく、横転したフレコンの下敷きになる危険な事故に繋がる可能性もあります。
フレコンを使用する際は、「使用回数を守る」「禁止されている作業を行わない」「使用前の点検を実施する」ように注意してください。
株式会社ウインテックスは、フレコン本体やフレコン周辺装置を取り扱っています。詳しくは、フレコン関連製品よりご覧ください。
フレコン紐切れによる事故
厚生労働省国内事故事例①
フレコン紐切れ事例
厚生労働省 職場の安全サイトより
厚生労働省が公開している職場のあんぜんサイトより、フレコン紐切れ・破れによって生じた国内の労働災害の事例をご紹介します。
フレコンの紐切れや破れは、作業者の大けがや死亡など重大な事故につながる可能性もあります。必ず、使用方法を守ってご活用ください。→フレコン使用方法
厚生労働省事例①フレコン紐切れによる事故の原因
産業廃棄物処理業において、ろ過池の更生工事中に発生した災害です。
移動式クレーンで吊り上げられたフレコン（アンスラサイト入り）が、損傷した吊りベルトの紐切れによって落下し、下で作業していた作業者が死亡しました。
作業開始前にフレコンやつりベルトの点検が行われず、さらに作業者が荷の下に入り込む状態であったこと。適切な安全確認が欠如していたと報告されています。
クレーンやフォークリフトによる吊り上げ作業時に荷の下に入るのは大変危険です。
参考：厚生労働省職場のあんぜんサイト「フレキシブルコンテナのつりベルトが切れ、作業者が下敷きに」
厚生労働省事例①フレコン紐切れによる事故の対策方法
上記のようなフレコン紐切れ、フレコン落下による事故の対策方法としては、フレコン作業開始前に本体や吊り部の点検を行い、損傷があるものは使用しないことが大切です（吊りロープ、吊りベルト、接合部、縫製糸のすり切れや摩耗は落下事故や荷崩れに繋がり危険です）。
また安全のため設計時に定められた使用回数を守りましょう。未使用の場合でも、保管方法が悪い状態で長期間経過していると紫外線や温湿度によって劣化している場合があります。
クレーンやフォークリフトによる吊り上げ作業中は、荷の下に作業者が入らないよう安全指導が重要です。
フレコンの内容物を排出する場合は、フレコンを十分下げてから近づく必要があります。
上記のような安全な作業方法を現場ごとに十分検討し、作業手順や安全対策を是認に周知徹底しましょう。
フレコンバックを安全に排出するには、フレコン排出装置ホリコンカッター・ホリコンシャッターと、専用のラックを併用するという方法があります。
排出口がないフレコンの場合は、床に置いたホリコンカッターにフレコンをフォークリフトで突き刺すだけで簡単に安全に穴を開けることができます。
→（排出口なし用）ホリコンカッター
排出口があるフレコンの場合は、ホリコンシャッターを排出口に取り付けるだけで、排出速度の調整や一時停止も可能になります。
→（排出口あり用）ホリコンシャッター
専用ラックの詳細は、以下の動画をご覧ください。
フレコン袋破れ・穴あきによる事故
厚生労働省国内事故事例②
フレコン袋破れ・穴あきによる事故
厚生労働省 職場の安全サイトより
厚生労働省が公開している職場のあんぜんサイトより、フレコンの本体袋部分の破れや穴あきによって生じた労働災害の事例をご紹介します。事故を防ぐために、フレコンの使用前には必ず点検を行い、袋が破れている状態で使用することはおやめください。
厚生労働省事例②フレコン破れ・穴あきによる事故の原因
飲料水製造工場でフレコンバッグを2段積みで保管していた状態で発生した事故です。
段積みされた下段のフレコンバッグには穴が開いており、梱包用テープで補修されていました。変形した下段のフレコンバッグが崩れ、上段のフレコンバッグが落下して作業者が下敷きとなり死亡しました。
この事故の主な原因は、破れて穴が開いたフレコンバッグを適切に処理せず2段積みで保管し続けたこと、崩壊防止措置が講じられなかったことです。
参考：厚生労働省職場のあんぜんサイト「工場内で2段積みしていたフレコンバッグの上段が落下して下敷きになり、窒息して死亡した。」
厚生労働省事例①フレコン紐切れによる事故の対策方法
上記のような事故を防ぐ対策方法は、破れや穴が開いた状態のフレコンは使用しないことです。万が一保管中にそのような状態になった場合は、材料を新しいフレコンに詰め替える必要があります。
更にフレコンの段積みや積み上げ作業を行う場合は、荷崩れや崩壊を防止するために、ロープによる結束や網を使用するなどの崩壊防止措置を実施することが重要です。
ウインテックスは、フレコンの荷崩れを防止するホリキューブ、安定性を向上させるフレコン専用パレットホリコンパレットを取り扱っています。
フレコンの安全対策製品
フレコン周辺装置
株式会社ウインテックスは、様々な仕様のフレコンバック、フレコン自動化機械設備など、フレコン利用を安全に快適にするための製品を多数取り扱っております。
フレコンバックの輸送コスト削減や、保管の最適化、安全性の向上など、お気軽にご相談ください。
→フレコン関連製品を見る
