養生テープとは

養生テープとは、片面に粘着剤が塗布された資材で、ラミクロス、プラスチックフィルムなどを基材とした柔軟で連続的な帯状シートです。手で簡単に真っ直ぐ切れて、剥がした後に粘着剤が残留しにくく、建築現場や塗装作業などで使用されています。
手切れ性とは
手で簡単に切れることを「手切れ性」といいます。手で容易に切れるクロス基材にラミネートコーティングによってクロス糸を溶着、伸縮性を抑制し、高い手切れ性を実現しています。
株式会社ウインテックスは、養生テープのクロス基材となる多種多様なラミネートシートを製造販売しております。
養生テープ用クロスをお探しのテープメーカー様に最適なソリューションをご提案いたします。
お気軽にご相談ください。→クロスラミネート製品一覧
養生テープの基材と構成
養生テープの基材は主に以下の2種類に分類されます。
クロスタイプ:高強度なクロス基材にポリエチレン(PE)をラミネート加工したもので、耐久性と柔軟性を兼ね備えています。
フィルムタイプ:滑らかな表面を持つプラスチックフィルムを基材とし、軽量で扱いやすい特性があります。
養生テープの基材と構成
養生テープは主に以下の3つの機能層から構成されています。
基材:テープの土台を形成し、強度や柔軟性を決定づける要素です。
粘着剤:基材の片面に塗布され、接着力を発揮します。用途に応じて、ゴム系、アクリル系、シリコーン系などがあります。
剥離紙(必要に応じて):粘着面を保護し、使用時に簡単に剥がせる効果があります。
テープ接着剤の種類と特徴
- ゴム系接着剤(Rubber adhesives)
-
ゴム系接着剤は高い初期接着力を持ち、貼り付けた直後から強力に固定できるのが特徴です。ただし、接着力の増加は限定的で、中程度の耐熱性を示します。硬化後には良好な耐溶剤性を持ち、ある程度の化学物質への耐性を発揮しますが、UV耐性は普通で、紫外線による劣化にはやや弱い傾向があります。全体的な耐久性は中程度で、短期的な用途や保護材として適しています。
- アクリル系接着剤(Acrylic adhesives)
- アクリル系接着剤は初期接着力が普通である一方、時間の経過とともに接着力が増加する徐々に強固な接着力が特徴です。高いせん断強度と優れた耐熱性を持ち、さまざまな環境条件下でも信頼性の高い性能を発揮します。また、優れた耐溶剤性やUV耐性を備えており、屋外用途にも適しています。さらに、優れた耐久性があるため、長期的な使用に向いています。
- シリコーン系接着剤(Silicone adhesives)
-
シリコーン系接着剤は、アクリル系と同様に初期接着力は普通ですが、時間の経過とともに接着力が向上します。高いせん断強度と優れた耐熱性を持ち、高温環境下でも安定した性能を発揮します。耐溶剤性は普通ですが、優れたUV耐性を持つため、屋外での使用に非常に適しています。また、優れた耐久性があり、長期間にわたって性能を維持できるのが特徴です。

株式会社ウインテックスは、紙、クロス、不織布、アルミフィルム、樹脂フィルムを用いた押出ラミネートシートの製造を手掛ける国内メーカーです。透湿防水シートや気密防水シート、耐候性シートなど幅広く取り扱いがございます。→ラミネート製品一覧
当社のコットンクロスやポリエチレンを貼り合わせた高品質なテープ基材は、特に養生テープ用途に最適です。テープメーカー様をはじめ、養生テープ用のクロス基材をお探しのご担当者様に向けて、当社の製品をご提案しております。→テープ基材製品ページ
具体的な案件に限らず、製品開発の検討段階でのご相談も喜んで承ります。
以下のお問い合わせフォームより、お気軽にご相談ください。