オルガパックは、PETバンドやPPバンドのためのバンド結束機です。
→PETバンド製品紹介
軽量なハンディタイプで扱いやすく、タッチパネルによってバンドの結束力を目視でリアルタイムに確認できます。引き締める力は細やかに変更でき、繰り返し行う作業をお気に入り登録することが可能です。お気に入り登録によって、作業者が変わっても同じ作業を簡単に再現することができます。
オルガパックは、自動・半自動・手動またはソフトモードで調節可能な、PPバンド・PETバンドなどの結束ツールとして、最もユーザーフレンドリーかつ用途の広い製品です。リチウムイオン電池を使用しており、1 回の充電で最大 800 回の結束作業を完了できます。またバンドの幅も貴社でご利用のサイズに調節できます。
バンド結束機「オルガパック」とは
オルガパックの製品仕様
- オルガパック①OR-T 130
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バンド幅:9–10mm、12–13mm
バンド厚み:0.50–0.80 mm(PP)、0.40–0.80mm (PET)
製品重量:3.6kg(バッテリー含む)
長さ:370mm
幅:141mm
高さ:135mm
引き締め力:400–1200N
ソフトモードの引き締め力:150–750N
- オルガパック②OR-T 260
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バンド幅:12–13、15–16mm
バンド厚み:0.5–1.0mm
製品重量:3.8kg(バッテリー含む)
長さ:370mm
幅:141mm
高さ:135mm
引き締め力:900–2500N
ソフトモードの引き締め力:400-1360N
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オルガパック③OR-T 450
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バンド幅:15-16mm、18-19mm
バンド厚み:0.8–1.3mm
製品重量:4.3kg(バッテリー含む)
長さ:370mm
幅:143mm
高さ:135mm
引き締め:1300–4500N
ソフトモードの引き締め力:400–1600N
オルガパックの製品本体と、タッチパネル部分の構造をご紹介します。
①引締めボタン②溶着ボタン③ハンドル④レバー⑤操作パネル⑥バッテリーロック解除ボタン⑦バッテリー⑧タイプ表記⑨バンドガイド表示⑩シリアル番号⑪溶着装置⑫引締め装置
①お気に入りキー②溶着時間キー③作動モードキー④プラス&キーロックキー⑤引締め力キー⑥マイナス&ソフトキー
結束モードの選び方
- 半自動モード
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SEMI–半自動(標準/出荷時設定)
設定引締め力に達成するまで引締めボタンを押し続けます。引締めが完了するとバンドは自動的に溶着され上部バンドは切断されます。溶着ボタンを使っていつでも溶着を行うことができます。類似した梱包物に推奨されます。
- 全自動モード
- 引締めボタンを軽く押します。これにより引締めプロセスが開始します。設定された引締め力に達成するとバンドは自動的に溶着され上部バンドは切断されます。全自動モードは、同じ梱包形態を大量に行う場合に推奨されます。
- 手動モード
- ご希望の引締めに達成するまで引締めボタンを押し続けます。溶着キーを押しバンドを溶着し上部バンドを切断します。手動モードは、柔らかい梱包物と硬い梱包物のように異なる梱包物に推奨されます。
- ソフトモード
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ソフトではテンションホイールがゆっくりと回転し引締め力が抑えられます。ポリプロピレンバンド使用の際には不要なバンドカスの発生を防止します。
オルガパックの使用手順
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手順1.
バンド結束機オルガパック①
始めにバンドで梱包物を巻きます。左手を使ってバンドが重なり合うようにバンドを梱包物の上で押さえます。バンドの末端部が下になり手は末端部から15 cm離れた状態です。
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手順2.
バンド結束機オルガパック②
オルガパックを右手で持ち、レバーを引きます。引締め装置のレバーが開きます。上下に重なり合うバンドを最終位置まで入れます。巻き出されているバンドが上の状態です。レバーを離します。バンドが引締め装置に挟まります。バンド末端部は約5cm出ている状態です。引締めの前に手をバンドから離してください。
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手順3.
バンド結束機オルガパック③
設定の引締め力に達成するまで引締めボタンを押し続けます。引締め速度は引締めボタンにかかる圧力に依存します。タッチパネルに設定引締め力と設定されている引締め力に対する現行引締め力の達成度が状態表示バーに表示されます。状態表示バーが全て黒くなると引締めプロセスは完了です。
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手順4.
バンド結束機オルガパック④
引締めボタンを放すと、バンドは自動的に溶着され上部バンドが切断されます。溶着プロセスが終了すると、冷却時間に入ります。冷却時間が終了した合図として音声信号とタッチパネルの点灯を確認してください。冷却時間が終了したらレバーを引いて、引き締め装置のレバーを開きます
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手順5.
バンド結束機オルガパック⑤
バンドの溶着部の外観検査を実行します。溶着が成功している場合は、バンドの接点面がきれいに溶着されて超過バンドが横からはみ出しません。全接点面が溶着されていない場合は溶着の設定時間が不足しています。超過バンドのはみだしがある場合は、溶着の設定時間が長すぎます。
オルガパックは、省コスト・省工程・省力化をかなえるハンドリング・バンド結束機です。
帯鉄と比較して、PPバンド・PETバンドによる結束は省コスト省力化が可能です。オルガパックでバンドをバイブレーション溶着(摩擦による溶着)するため、留め具などの購入も必要ありません。溶着することで結束力も強力になり、長期間輸送にも安心です。さらに、PPバンドやPETバンドなどのポリストラップは、湿気に強く輸送中・保管中に錆が発生しないというメリットもあります。
手作業によるバンドの引き締め、結束、バンドのカットに通常数ステップが必要になりますが、オルガパックは全ての工程をたった3秒以内にはるかに少ない労力で完了します。正確な張力を維持するために、タッチパネルには設定された張力レベルが明確に表示されます。
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